2012-01-01から1年間の記事一覧
ジャカルタ近郊で見られるコウノトリがこれ、シロトキコウ Milky Storkです。 インドシナとスマトラ、ジャワに分布しており、絶滅の恐れのある種とされています。 マングローブの森で繁殖します。写真は、時々紹介したムアラアンケから舟で1時間半ほど行った…
インドネシアで一番普通に、というか目立つ鳥あるいはカワセミといえば、このナンヨウショウビン Collared Kingfisherでしょう。体が大きいし、きれいな青色と白色をしているうえ、キャラキャラと大きな声を出すので、ジャカルタでも目立つ鳥です。アパート…
ジャワの鳥その9のコアオバトPink-necked Fruit-Doveに続いて、ジャカルタ周辺でよくみられるハトを紹介します。 カルカヤバトBlack-naped Fruit-Doveは、インドネシアに主に生息するハトです。フィリピンにもいるそうですが、インドネシアほどよくは見られ…
コモンアカゲラFulvous-breasted Woodpeckerは、インドネシアではスマトラ、ジャワ、バリのやや乾燥した森によくいるキツツキです。その他のアジアでは、インドからベトナム南部まで分布しますが、前回のマレーコゲラとは分布が重なりません。写真はジャカル…
今回ご紹介するのはマレーコゲラ Sunda Woodpeckerです。 マレー半島からインドネシアに分布する小さなキツツキです。このキツツキはマングローブの林によくいます。この写真は、ジャカルタ郊外のマングローブの林、ムアラアンケで撮りました。 細い枯れ木を…
ムナオビオウギビタキ Pied Fantailは、マングローブ林のような水辺の森によく見られます。インドネシアでは、スマトラから、ボルネオ、ジャワ、バリのいわゆる大スンダ列島に見られます。インドシナ、フィリピンにも分布します。写真は、ジャカルタ近郊のム…
シギチドリって、特定の種ではなく、シギやチドリという主に湿地や干潟に来る鳥のことです。多くはシベリアで繁殖し、春と夏に日本を通過し、南の越冬地との間を往復します。東京近郊だと谷津干潟なんかがこれらの鳥が立ち寄ることで有名です。下の写真はバ…
シロハラクイナWhite-breasted Waterhenは、東洋区に広く分布し、日本でも西表島ではふつうにみられます。道を歩いて横断するので交通事故によく会います。 写真は、ジャカルタ郊外のマングローブの湿地帯ムアラアンケのものです。 白い胸が特徴ですぐわかり…
今回は、ジャワアカガシラサギJavan Pond Heronです。ジャワやバリでふつうにみられます。インドネシアのほか、インドシナ半島南部やフィリピンの一部でも見られます。 和名でアカガシラサギとつけられている種は、本種のほか、インドアカガシラサギ(indian …
Pink-necked Green-Pigeon コアオバトは、東南アジアのハトで、インドネシアでは、スマトラから、カリマンタン、ジャワ、バリ、スラウェシと広く分布しています。街中の公園にもよく見られます。写真はジャカルタのモナスの公園で、実をつけている木に来てい…
ゴシキドリ(五色鳥)は、おおむね緑色のボディに、和名のとおり赤、青、黄色、黒のカラフルなパッチが顔に貼られたような鳥です。丸っこい体に大きな嘴を持ち、キツツキのように木に穴を掘って巣にします。木の実が好きで実のあるところに集まります。特徴…
ハウチワドリ Priniaは、アジアとアフリカの熱帯地域に主に分布するウグイスに近い鳥です。細長い嘴で草の中を動き回り虫を捕まえます。このフタスジハウチワドリ Bar-winged Priniaは、スマトラ、ジャワ、バリに生息するインドネシアの固有種です。写真は、…
ジャカルタのヒヨドリの仲間として、もう一つ、このメグロヒヨドリ Yellow-vented Bulbulを紹介します。ジャカルタの街中では、コシジロヒヨドリが圧倒的で、メグロヒヨドリは、ちょっと郊外、それも海岸に近いところや平坦な所によく見られた気がします。ジ…
ジャカルタの街中でよくみられる鳥として、このマレーシアセンニョムシクイ Golden-bellied Gerygoneも挙げられます。アパートの庭の植え込みからフィフィフィヒューというように、最初上げていって最後に下がる間延びした声がしたらこの鳥です。葉っぱの中…
ショウジョウハナドリScarlet-headed Flowerpeckerもジャカルタの街中でよくみられる鳥です。ご覧のように頭や背中がオレンジ色できれいな鳥です。 メジロくらいの大きさの小さな鳥で、花から花へと蜜を求めて動き回ります。キバラタイヨウチョウOlive-backed…
ジャカルタで一番目立つ鳥と言ったら、たぶんこのRed-breasted Parakeetダルマインコでしょう。群れになってギャギャッと賑やかに鳴きながら長い尾をひいて飛び回る姿をジャカルタでは、誰でも見ているでしょう。インドから東南アジアにかけて分布していて、…
ジャカルタの町中でちょっとした花の咲く木があるところでは、このキバラタイヨウチョウOlive-backed Sunbirdがよく見られます。アパートの庭でも花が咲いていると蜜を求めて何羽もが集まります。チチッと鳴きながら活発に動き回ります。スズメよりずっと小…
面白かったウォレシアからお別れして、ウォレス線の西に移ります。ジャワ島の鳥です。 インドネシアの首都ジャカルタ。別名Kota macet(trafic jam city) 車とバイクが混乱しながら走り停まる。空気はいつも濁っている。それでも町中には大きな木も多く、意外…
今回紹介するのは鳥ではなく哺乳類です。 スラウェシ島は、東南アジアの要素であるサルの仲間とオーストラリアの要素である有袋類、つまりカンガルーのようにお腹の袋で赤ちゃんを育てる動物の両方が生息する不思議なところです。それゆえ、ウォレシア Walla…
中部スラウェシの山地では、スラウェシ島の山間部のみに生息する鳥がいくつか見られます。 このチャイロセレベスミツスイ Dark-eared Myza or Lesser Sulawesi Honeyeaterもその一つです。色合いは地味ですがスマートなミツスイです。花を移り飛びながら蜜を…
よく晴れた池のほとりの孤立した高い枯れ木のてっぺんに、まるで彫像のようにじっと座っている鳥。セレベスオオタカSulawesi Goshawkです。 青空をバックにあたりを見回す姿が美しい。 濃い眉が男前?です。 爪の鋭いことといったら... 下面がとても白く…
前回に引き続いてスラウェシ固有のヨタカの紹介です。山道を歩いていると、左の茂みから何やら黒っぽい鳥がひらひらとまわりながら飛び出して右のほうの茂みに消えました。ヨタカだなと思い、ガイドと鳥が入ったほうを覗きに行きました。しばらくあたりを探…
ヨタカがいるというので、昼間ですが、灌木の原を歩きました。灌木に茅やツタが絡まっているあたりをそっと覗いてみると...いました。スラウェシヨタカ Sulawesi Nightjar です。 枯葉や枯れ木と同じような色、体そのものも枯れ木と同化させている。 目が…
ヤイロチョウ、カワセミと森の下のほうの鳥が続きましたが、今度は少し目を上に向けて 高い木の上にとまっているセレベスクマタカSulawesi Hawk Eagle幼鳥です。 とってもきれいな白い頭が印象的。 親鳥が運んでくる餌を待っているのかな。 結構離れているの…
スラウェシの鳥として、サイチョウとヤイロチョウというカラフルな鳥を紹介しましたが、カラフルな鳥といえばカワセミですね。 タンココは、カワセミ類も多く見られます。よく見られるのは、チャバラショウビンGreen backed Kingfisher 頭から背中にかけての…
ヤイロチョウPittaは暗い森の地面にいることが多いので、姿を見るのが難しい鳥です。ヤイロチョウはどれもとてもきれいな姿をしているので、ヤイロチョウがいると聞けば、ぜひ見てみたいと思ってしまいます。ここ、タンココの森にもアカハラヤイロチョウBlue…
4月1日、新しい年度になっちゃたのですね。今年やっと2度目のブログ更新とは (~_~;) スラゥエシはアジアの要素とオーストラリアの要素がまじりあって独特の動物相を作っている地域です。そのせいか、鳥もここにしかいない面白いやつがたくさんいて、とても気…
新年おめでとうございます 今年は、ぜひ、よい年になってほしい、よい年にしたいですね!新しい年になって、ブログのデザインを変えてみました。 これまで、ハルマヘラの鳥を紹介してきましたが、同じくウォレス線の東ながら、コモドオオトカゲで有名なコモ…