2018-01-01から1年間の記事一覧
前回に続いて、乾いた大地インドの鳥ですが、さらに乾いたところで見られる鳥を紹介します。 名前のとおり、砂漠のヒタキ、サバクヒタキ Desert Wheatear (Oenanthe deserti) です。サバクヒタキは、旧北区南部に広く分布しており、インドでは、冬鳥として西…
インドには、乾燥したところで見られる全体が灰色のチメドリが5種類います。このうち、今回紹介するオジロヤブチメドリ Large Grey Babbler (Turdoides malcomi) だけが国境を越えず、インドの国内のみに生息するという、純粋にインドの固有種といえます。…
インド亜大陸には、コノハズクやオオコノハズクの仲間のOtus(コノハズク)属のフクロウが9種類います。そのうち、3種は、それぞれがスリランカとアンダマン諸島、ニコバル諸島の各島嶼にのみ分布しています。残りの6種のうち、今回ご紹介するインドオオコノ…
インドの鳥 今回はキンバト Emerald Dove (Chalcophaps indica)です。インドで見ても南国のハトという感じがします。細くて赤い嘴のせいでしょうか。インドではキンバトは、ヒマラヤの裾野付近から東部、南部に留鳥として分布していて北西部では見られません…
フクロウの仲間って日本だとなかなか見られない夜の鳥との印象が強いのですが、インドでは昼間もよく見られるフクロウが何種類かいるので面白いです。今回のモリスズメフクロウ Jungle Owlet (Glaucidium radiatum)は、昼間にいろいろなところの森でよく会い…
東南アジアで市街地の公園などを歩いた時に目立つ鳥の声と言えば、今回のこの鳥ではないでしょうか。 Asian Koel (Eudynamys scolopacea) オニカッコウ インドでは広く分布しています。世界的な分布を見ても、東南アジアからオーストラリア区まで広く分布し…
今回の鳥はコウハシショウビン Stork-billed Kingfisher (Pelargopsis capensis)です。インドネシアの鳥の紹介で、カリマンタンの鳥その1として、2013年12月4日の記事でも紹介しました。コウハシショウビンは、インドネシア、インドを含めて東洋区に広く分布…
インドスナバシリに続いて、インドにいるもう一つのスナバシリは、和名がスナバシリ、英名はCream-colored Courserなので通称CCC(シーシーシー)、学名はCursorius cursorです。和名も学名も、元祖スナバシリという感じの名前です。こちらは、北アフリカから…
今回紹介するスナバシリ Courser という仲間は、世界に7種類いるようですが、だだっ広くて平たく、乾燥した大地に生息するチドリのような鳥です。おそらく日本ではまず見られない仲間だと思います。インドには3種生息します。そのうちのJerdon's Courserは、…
インドで野鳥を観察する魅力の一つに多くのハゲワシ類が見られるということがあります。 このぶろぐでは、これまで、ヒマラヤハゲワシHimalayan Griffon、エジプトハゲワシEgyptian Vultureを紹介しました。 今回紹介するミミハゲワシ Red-headed Vulture (S…