ジャカルタ近郊で見られるコウノトリがこれ、シロトキコウ Milky Storkです。
インドシナとスマトラ、ジャワに分布しており、絶滅の恐れのある種とされています。
マングローブの森で繁殖します。
写真は、時々紹介したムアラアンケから舟で1時間半ほど行ったところにあるランブット島(髪の毛の島という意味)でのものです。ここは島全体がマングローブの林で覆われ、ダイサギ、チュウサギ、アオサギ、ムラサキサギなどにシロトキコウも混じってコロニー(集団繁殖地)を作り子育てをします。
脚に白いストッキングをはいているようです。
森の中には大きなモニターリザード(ミズオオトカゲ)がいます。きっと落ちてくる幼鳥を狙っているのでしょう。
白い翼、白い首、白い脚をいっぱいに伸ばしてとても優雅に旋回します。
この時はシロハラウミワシWhite-bellied Sea-Eagleも一緒に旋回して、青空に映える白い大きな鳥が飛ぶ姿はそれはよい眺めでした。