中部スラウェシの山地では、スラウェシ島の山間部のみに生息する鳥がいくつか見られます。
このチャイロセレベスミツスイ Dark-eared Myza or Lesser Sulawesi Honeyeaterもその一つです。色合いは地味ですがスマートなミツスイです。花を移り飛びながら蜜を吸います。よく見ると、くちばしから長い舌が伸びるのが時々見えます。
標高が1500mを超えるので、天気が悪いとしっかり防寒しないと、赤道直下とはいえ寒く感じます。
ここでは、ほかにも、このチャイロセレベスミツスイよりやや大きい、セレベスミツスイ White-eared Myza or Greater Sulawesi Honeyeaterや、セレベスヤマツグミ Geomalia、セレベスチメドリ Maliaといったスラウェシ固有の鳥が見られて、大変興味深いところです。