インドにはこんなに鮮やかな色をしたコウノトリがいます。
インドトキコウ Painted Stork (Mycteria leucocephala) です。
全長93~100㎝の大きな鳥です。
インド南部のカルナタカ州で夏に出会ったインドトキコウです。巨大な赤みがかった黄色の嘴とオレンジ色の皮膚が裸出した頭、灰白色のフードがユニークな顔を際立たせます。身体は白く翼は黒。ピンク色のペンキが吹きかけられたような三列風切が見えます。
こちらは秋にデリー近郊で出会ったインドトキコウの顔のアップ。
インド北部ウッタラカンド州の湿地で秋に出会ったインドトキコウ。高木のてっぺんで数羽が休んでいました。
白目をむいて大きな嘴を広げます。
10月終わりのデリー近郊の湿地。枝を組み合わせた巣で卵を抱いているようです。
近くにはこのような雛も見られました。
ご紹介したように、インドトキコウは、北西部と北東部の一部を除きインドの平原部の大部分で見られます。インドからスリランカ、インドシナにかけて分布しています。私は中国貴州省で飛ぶ姿を目撃しました。