2017-01-01から1年間の記事一覧
インドでは、インコの仲間が市街地にも普通に見られます。日本でもペットが野生化したインコが見られますが、インドには、野生でもともと生息しています。オオホンセイインコ Alexandrine Parakeet (Psittacula eupatria)は、スリランカを含むインド亜大陸の…
今回紹介するのは、飼い鳥としてもおなじみのベニスズメ Red Avadavat (Amandava amandava)です。ベニスズメは、南アジアに広く分布し、インドでは北部の標高の高い地域や西の砂漠地帯、半島南部を覗いて広く分布しています。日本では外来種としてアシ原など…
カンムリワシ Crested Serpent Eagle (Spilornis cheela) は、日本では宮古諸島と八重山諸島で見られる南の島のワシですが、インドでは、北西部の乾燥した地域を除いて広く分布しています。私の職場の森でも見られます。ここは緯度でいうと日本の鹿児島くら…
インドの鳥の30番目にご紹介するのは、葦原の鳥です。キンメセンニュウチメドリ Yellow-eyed Babbler (Chrysomma sinense) 日本ではシマセンニュウ、エゾセンニュウのように、センニュウ(潜入)というくらい葦原で声は聞こえるけれども姿が見えない仲間が…
一般にカッコウの仲間というと、声は聞くけどなかなか姿を見られないことが多いです。ところが今回紹介するこのカッコウは、姿を見やすいし、似たような鳥は他にいないので識別もしやすいです。クロシロカンムリカッコウ Pied Cuckoo (Clamator jacobinus)は…
私の本拠地の北インドでは、夏になるとインドの南部から繁殖のために渡ってくる鳥もいます。今回ご紹介するオレンジツグミ Orange-headed Thrush (Zoothera citrina)もその一つです。オレンジツグミは、トラツグミやマミジロと同じトラツグミ属(Zoothera)の…
インドはキツツキの種類が実に多く、図鑑では34種も載っています。その中でもっとも広い地域に分布しているのが今回紹介するこのキツツキです。ヒメコガネゲラ Black-rumped Flameback (Dinopium benghlalense) 初めて見たのは、デリーの日本食品店YAMATO-YA…
前回紹介したウスユキガモに続いて「薄い色の鳥」を紹介します。 今回は、ウスグロワシミミズク Dusky Eagle Owl (Bubo coromandus)です。この鳥を見たのは、前回のウスユキガモと同じ日です。ガイドのSanjayが、面白いフクロウがいると言って案内してくれま…
インドで鳥見をしていると、思いがけずインドでも珍鳥とされているのに出会うことがあります。この日は、デリーに出て日本へ向かう夜の飛行機に乗るまで、デリー近郊で鳥見をしました。 デリーの西のバサイを訪れた後、いつもデリーでガイドを頼むSanjayが「…
オガワコマドリ Bluethroat (Luscinia svecica)は旧北区、東洋区に広く分布していますが、日本では珍鳥です。インドでは冬鳥として広く見られるほか、ヒマラヤ北西部の高地で繁殖します。オスの喉は青とオレンジの模様がとてもきれい。 職場の森の裏の川原に…
鳥の飛行能力には目を見張るものがあります。 今回紹介するアネハヅル Demoiselle Crane (Anthropoides virgo)はヒマラヤ山脈の8000mを越えて渡りをするというものすごい高度を飛ぶことで知られています。アネハヅルのような空気の薄い高空を飛ぶ鳥は、肺か…
ヒヨドリの仲間は世界でアジアやアフリカに100種類以上おり、なかでもPycnonotus属は、50種類以上を数えます。今回ご紹介するのは、アジアで広く見られ、そのかわいらし姿から人気の高いコウラウン Red-whiskered Bulbul (Pycnonotus jocosus)です。私が最初…