今回は水辺の貴婦人ともいえる優雅な鳥を紹介します。
ソリハシセイタカシギ Pied Avocet (Recurvirostra avosetta) です。
インド西部ラジャスタン州タール・チャパール野生生物保護区の湿地に佇むソリハシセイタカシギ 大晦日の日でした。
真っ白な体と黒い頭や羽のコントラストが美しい。その名のとおり、細くて長い嘴は上に反っています。
こちらは10月の首都デリー近郊の湿地です。
ソリハシセイタカシギが水の中で餌を探しています。
浅い水辺で頭を横に振りながら細くて長い嘴を水中につけて、水の中の甲殻類や軟体動物などの小さな餌を探します。
ソリハシセイタカシギは、ヨーロッパやアジアの温帯、南アフリカに見られます。
インドで亜大陸ではパキスタンやインド西部の海岸に近いカッチ地方で繁殖します。冬鳥あるいは旅鳥として西部を中心に広く各地で見られます。
日本には稀な冬鳥または旅鳥として訪れます。