今回はインドに冬鳥として訪れるヨシキリの仲間です。
シベリアヨシキリ Blyth's Reed Warbler (Acrocephalus dumetorum) です。
日本で見られるオオヨシキリと同じヨシキリ属の小鳥です。全長は13cmです。
ヨーロッパで繁殖し、インドに主に冬鳥として渡来します。インドの北部では旅鳥として通過し、南部で冬を越します。
1月のケララ州の藪で見たのがこの個体です。
ごそごそと藪の中を先行していました。
平たい感じの頭と目先に小さな過眼線が見えます。上面は全般に一様な緑がかった褐色です。嘴はやや長めに見えます。
かわいそうに右目がつぶれていました。
後ろから見ると頭から尾の先まで一様の色をしています。
オオヨシキリとは異なり水辺よりは林縁部の藪を好むようです。