インドの田舎にいる自分は、たまに用事があってデリーに出るときは、デリー近郊の湿地スルタンプールを訪れます。今回はそこで見られたスズメの仲間です。
インダススズメ Sind Sparrow (Passer pyrrhonotus)
イエスズメ(15㎝)より小さい(13cm)スズメです。嘴がとがり気味です。
こちらは雄。目の後ろから頬に勾玉の形の栗色の斑があり、頭は後頸は灰色です。
顎に限定的にある黒い斑は小さく、イエスズメのように喉に広がっていません。
こちらは雌です。メスの眉斑はイエスズメよりバフ色がかった白色で明瞭です。この個体は嘴の付け根に黄色があるので、若い個体だと思います。
インダススズメは、パキスタンとインドの北西部にのみ留鳥として見られる、この地域の固有種です。水辺の近くの灌木林に生息しています。