今回はインドでいろいろな種類が見られるチメドリの仲間です。いわゆるBabblerは全体が灰色っぽく体の色が一様なものがほとんどです。こちらもその一つ。
スジカブリヤブチメドリ Common Babbler (Turdoides caudata)
英名に比べて何とも奇妙な感じの和名です。頭に筋(縞)の多い被り物をかぶったチメドリという名前ですね。
全長は23㎝。チメドリとしてはそれほど大きくはありません。
上面は縦縞がたくさんあります。脇腹は褐色味があります。
顔つきの悪い種類の多いチメドリの中では、虹彩が暗色のためかかわいらしい顔に見えます。
喉が白いのが特徴です。胸から腹にかけては単色で縞模様がありません。
ごちゃごちゃした藪にいるまさに藪チメドリです。
スジカブリヤブチメドリはインド亜大陸に固有の種です。スリランカには分布していません。インドでは北東部や東部には見られませんが、それ以外にはほぼ全土に留鳥として見られます。ピューピューとにぎやかな声を出して動き回っている群れによく会います。