デリー近郊に広いサバンナが広がっており、いろいろな鳥が見られます。今回は、そこに何度か行ったのに一度だけしか見ていない鳥です。
アカガシラチョウゲンボウ Red-necked Falcon (Falco chicquera)
インド亜大陸とサハラ砂漠以南のサバンナ地帯だけに分布している猛禽です。その間の中近東では見られないようです。
この時は2月。冬のデリーのいつものことで、霧がかかっていました。遠くのアカシア?の木の上にとまっている一羽を見つけました。霞んでいるうえに遠い!
プロミナーで見ると、初めて見るアカガシラチョウゲンボウでした。
うまい具合に近くの鉄塔に飛んできてくれました。それでももやっとしてます。
頭が赤褐色です。幼鳥は頭部に黒い縞があるので、これは成鳥のようです。なかなかかわいい目をしています。高いところにとまって獲物を探し、見つけたらさっと飛んで空中で捕獲するそうです。
近くにイナバヒタキも見られましたが、どうやらアカガシラチョウゲンボウには捕まらなかったようでした。
インドでもそれほど多くはないのではないかと思います。私にとって、このアカガシラチョウゲンボウがこの日一番の収穫でした。