たいへんな年となった2020年から新たな年2021年が明けました。今年こそ世界が平穏であってほしいと切に思います。
インドの鳥新年の幕開けは昨年末に続いてコウノトリの仲間としたいと思います。
セイタカコウ Black-necked Stork (Ephippiorhynchus asiaticus) を紹介します。
コウノトリらしい黒い大きな嘴です。沼地の傍にたたずんでいます。
緑に光る首、白い体、黒みがかった濃い緑色をした翼。赤い脚。とても特徴のある配色でほかの鳥と間違えようがありません。
成鳥のオスです。成鳥の雌は、目が黄色をしているところが雄と違っています。
セイタカコウは、パキスタンからインド、東南アジアにかけてと、パプアニューギニアからオーストラリアにかけて見られます。アジアとオーストラリアの個体群とでは、亜種のレベルで異なっているそうです。以前オーストラリアではJabiru(ジャビル)と呼ばれていました。
インドでは、西部と中央部および南部に留鳥として見られ、いくつかの湿地でまとまった数が繁殖しているそうです。