チドリの仲間というと、水辺の鳥という印象ですが、こちらはチドリ目ではありますが、水辺ではなく、石ころが転がる乾燥した草地に見られます。
インドイシチドリ Indian Thick-knee (Burhinus indicus)
昼間はこんな荒れ地のようなところに静かにしていて、夜に活動するそうです。やはりインドの熱い日中には動きたくありませんよね。
インドイシチドリは、インドからインドシナ半島にかけて分布しています。インドでは、留鳥として広く分布しています。パキスタンからヨーロッパにかけては、イシチドリ(Burhinus oedicnemus)が分布しています。以前の分類では、インドイシチドリはイシチドリの亜種とされていましたが、最近は別種とされることが多いようです。
この鳥は、この大きな目玉が特徴です。夜が活動の主要な舞台だからなのでしょうか。
強烈に暑い日のデリー郊外の荒れた畑地です。
なんとも愛嬌のある顔のインドイシチドリに出会いました。
家族でしょうか。4羽ほどが見られました。
暑いからでしょう。首を伸ばしますが、走る様子があまり見られません。
夜になると「カールー」と聞こえるような大きな声を出すそうです。