森の中だけではなく森と畑の境、いわゆるエッジは、環境の多様性が増すので、意外と鳥に出会えます。そうしたところでよくみられるのが、今回の鳥、
ハイムネハウチワドリ Grey-breasted Prinia (Prinia hodgsonii)です。
やや平べったくて薄く伸びた嘴は、藪でちょこちょこと虫を捕まえるのに適していそうです。
インドでは、西部を除いてほぼ全土に留鳥として広く分布しており、世界的には、インドを西の端として、タイ、ベトナム、中国南部に分布しています。
頭部が灰色、喉が白っぽく、胸に灰色の帯がある全長11㎝ほどの小鳥です。尾羽が長く、先端が白くその上側に黒色の帯が見えます。非繁殖期の成鳥には淡い眉斑が出ます。
こちらの個体は白い喉と黒い胸の帯の対比がはっきりしてます。
チリリリといった細い声でよく鳴きます。