今日はインドの平原で見られる猛禽を紹介します。
メジロサシバ White-eyed Buzzard (Butastur teesa)
ある年の10月、デリー近郊の乾いた平原で、見晴らしの良い木の上で獲物を探していると思われるメジロサシバの成鳥がいました。その名のとおり、透明感のある白い目が印象的です。食物は、昆虫やネズミなどの小型の哺乳類です。
正面顔です。ほっそりとした体のタカです。嘴の付け根の蝋膜cereは黄色です。
全体が淡い灰褐色、白い喉に黒い縦線が見られます。胸から腹にかけての下面は少し赤みのある褐色で鱗模様のような横縞があります。風切り羽の先端は黒い班があり、広げた翼には黒い縁取りが見られます。
首の後ろに白い斑がある個体が多いようです。
こちらは4月の北部ウッタラカンド州で会ったメジロサシバです。尾羽が赤褐色なのがわかります。白い目が本当に特徴的です。
メジロサシバは、インドとミャンマー周辺の南アジアに見られます。インドでは留鳥として広く分布しています。
日本でも見られるサシバについては、インドの図鑑では疑わしい記録がある種として記されています。
