鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Oriental Skylark タイワンヒバリ (インドの鳥その67)

インドで見られるヒバリの7回目は

タイワンヒバリ Oriental Skylark (Alauda gulgula) です。

インド亜大陸では、スリランカも含めて留鳥として広く分布しています。北西部では繁殖のために夏鳥として渡来します。世界的には、中東からインド、インドシナ、中国、台湾まで広く分布していますが、朝鮮半島、日本、インドネシアでは見られません。

写真は、デリー近郊の畑地で出会った2羽のタイワンヒバリです。雄雌なのでしょうか。

全長16㎝、日本のヒバリ(Eurasian Skylark (Alauda arvensiiis))と比べると、全長が2㎝ほど小さく、尾羽が短く外側の羽が褐色(ヒバリは白色)、ヒバリは羽をたたんだ時に初列風切先端が三列を明瞭に超えるがこちらはほぼ重なる、下面の色の褐色が強い、といった違いがあります。

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別の個体がコンクリートの杭の上で鳴いています。こちらは前のペアに比べて下面の縦縞があまりないようです。図鑑では、縞の強さや色が個体によってかなり変異があるとされています。これもそういうことなのでしょうか。

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日本の梅雨のじめじめした感じと正反対の砂漠の鳥として「インドの鳥」でのヒバリ類を紹介させていただきましたが、今回の7種類目で写真が尽きましたので、これで終了させていただきます。ハマヒバリの写真もあるのですが、こちらは「北インドの鳥」のカテゴリーでそのうち紹介させていただきます。