前回紹介したハイガシラスズメヒバリと同じスズメヒバリ属(Eremopterix属)のヒバリがインドにもう1種類います。それが今回ご紹介するこのヒバリです。
ズグロスズメヒバリ Black-crowned Sparrow Lark (Eremopterix nigriceps)
英名、学名の種小名の示す通り、黒い頭です。
ハイガシラスズメヒバリはインド固有種でしたが、ズグロスズメヒバリは、インド北西部とパキスタンに限らず、さらにアラビア半島からサハラ砂漠の東の端から西の端にまで、乾燥地帯に広く分布しています。この属の中では最も分布が広いようです。
12月、インド西部のラジャスタン州にあるパキスタンとの国境に近いデザート国立公園(Desert national Park)を訪問した時に出会いました。
電線にとまる雄です。
頭の上は黒く、額は白色です。喉から腹にかけては真っ黒です。
水たまりで水を飲みに来た雄がいました。目が生き生きしています。
雌も一緒です。雌は全身薄い灰褐色です。
こういう水たまりは彼らにとってまさにオアシスです。
嘴が水でキラキラしています。雌もうれしそうです。