前回に続いて集団で巣を作るコウヨウジャクの仲間を紹介します。
今回はノドグロコウヨウジャク Black-breasted Weaver (Ploceus benghalensis) です。
ノドグロコウヨウジャクは、ほぼインドとその周辺にのみ分布するインド亜大陸の固有種といってもいい種です。インドでは留鳥として主に中部の平原に分布し、水の近くでよく見られます。
繁殖期の雄はこのように鮮やかな黄色いキャップをかぶっています。ふわっとしたフェルトのキャップみたいです。顔も喉も胸も黒いですが、顔と喉が白い個体群もあるようです。
雌と幼鳥そして非繁殖期の雄は、こちらの写真のように、目の前半分に黄色みのある白い眉斑、黄色い顎線があります。胸の黒い色は小さかったりぼやけたりしています。
こちらの写真は嘴の色の感じから幼鳥と思われます。
ノドグロコウヨウジャクはアシ原に集団で巣を作ります。巣の材料はアシの葉と泥だそうです。