インドでとてもかわいい小鳥と思うのが今回の種です。
ヒメコノハドリ Common Iora (Aegisthina tiphia)
全長14㎝。スズメくらいの大きさの小鳥です。枝の絡み合ったようなところにいることが多いので、割と見ずらい鳥という印象です。
これは、インド北部ウッタラカンド州のラジャジ国立公園で出会った個体です。
藪の中でさえずっていました。口笛のような声を出し、いろいろなパターンでさえずります。嘴が細くまっすぐで先端がとがっています。
インドでは北西部を除き全国的に分布しています。図鑑ではインドに3つの亜種が記載されています。これは頭から襟にかけてが黒色ではなく緑色をしているので、ヒマラヤの亜種のA.t.tiphia の雄のようです。翼は黒色で白い帯があります。尾羽は黒色です。雌の尾羽は緑色をしています。
ヒメコノハドリは、世界的にはインドからタイ、ベトナム、インドネシアにかけての熱帯に分布しています。