鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Flame-throated Bulbul ヒノドヒヨドリ(南インドの鳥その11)

ヒヨドリというと、一般に体の色がそれほど派手な鳥ではありませんが、今回紹介するこのヒヨドリはちょっと違います。
ヒノドヒヨドリ Flame-throated Bulbul (Pycnonotus gularis)。黒と赤と黄色のコントラストが強い、なかなかきれいなヒヨドリです。
西ガートのみで見られる固有種です。
目の色は図鑑だと黄色味がかった白のようですが、写真では青みがかっていました。頭に小さな冠があります。


のどの赤い炎が特徴的。でも鳴き声は喉を焼くような激しさではなく、口笛のようにメロディアスです。


ケララ州で見たのですが、それほどたくさん見られたわけではなく、よく動くのでデジスコだと撮影も難しかったです。

私の図鑑では、インド亜大陸に3亜種とされていたのですが、最近の分類では、これらがそれぞれ独立した主となっています。他の2種は、スリランカで見られる種とヒマラヤ地方と東部で見られる種です。これら2種の和名はいずれもエボシヒヨドリとされています。特にヒマラヤと東部で見られる種の烏帽子はつんと高くなってます。でも喉が赤いのはヒノドヒヨドリだけです。