鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Yellow Wagtail ツメナガセキレイ (インドの鳥その139)

前回に続きインドのセキレイをもう一種。

ツメナガセキレイ Yellow Wagtail (Motacilla flava)

インド亜大陸には5亜種が記録されていると図鑑に書かれてます。

これは一番普通に見られる亜種 Motacilla f. beemaと思います。

雄は淡い青灰色の頭、明瞭な白い眉斑、白い顎の線が黄色の喉と対比されます。耳羽は灰色か茶色です。

こちらはインドの首都デリー近郊の湿地で10月に見られた個体。

 

こちらは1月に北部のウッタラカンド州での個体。前のよりやや黄色みが強いです。

これが見られたところは住宅地に近い湿地ですが、ご覧の通りゴミだらけです。インドではこういう湿地が実に多いです。

 

ツメナガセキレイはヨーロッパからサハリンまで旧北区に広く分布して繁殖します。アラスカ西岸までいるそうです。

冬は熱帯地域に移動します。インドでは、スリランカ、アンダマンも含めて広く冬鳥として見られます。日本では数少ない旅鳥です。

大きさはキガシラセキレイ19㎝とされる一方、ツメナガセキレイは18センチとされてます。尾の長さの違いかもしれません。