鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Black Baza クロカッコウハヤブサ (南インドの鳥その7)

鳥見の時の宿で私が重視していることがあります。
それは、どんなに朝早く出発するときでも、それに合わせて朝食を食べさせてくれることです。
その上で暖かい寝床と清潔なバスルームがあれば言うことなし。

南インド、ケララ州のThattekadにあるHornbill Campは、そんな意味でピカイチの宿だと思いました。まだ暗いうちから暖かいお茶とチャパティを食べて、気合を入れて出かけられます。

この宿の環境も抜群。
Periyar川のそばにあり、やってくる鳥を見ながらのんびりできます。


広い敷地にあるいくつものしっかりしたテントに泊まります。
日陰のベランダが部屋の前にあり、ここからもゆっくり鳥を見られます。


中は結構広いです。この奥にシャワーとトイレがあります。


鳥見から帰ってきた夕方。少しずつ暗くなっている時に、他のお客さんとお茶を飲みながらのんびりしていた時に、川の向こうの高い木に黒い鳥が止まっているのが見えました。

クロカッコウハヤブサ Black Baza (Aviceda leuphotes)です。


暗いのと遠いのでぼんやりした写真で申し訳ありませんが、どんな鳥かはわかっていただけると思います。
頭に立っている長い冠羽がはっきり見えます。
黒いコートに白と茶の縞々のチョッキを着ているようなユニークなデザインです。

この後、飛んでしまいました。飛び方は、ツーパタパタと滑翔と2回の羽ばたきを繰り返しました。

クロカッコウハヤブサは、インド南部では冬季に少数が見られますが、繁殖は確認されていないようです。インド島北部では繁殖も見られるようです。そのほか、スリランカ、東南アジア、中国南部で見られます。

こんなタカが日本でも見られたら面白いでしょうね。