鳥見の時の宿で私が重視していることがあります。
それは、どんなに朝早く出発するときでも、それに合わせて朝食を食べさせてくれることです。
その上で暖かい寝床と清潔なバスルームがあれば言うことなし。
南インド、ケララ州のThattekadにあるHornbill Campは、そんな意味でピカイチの宿だと思いました。まだ暗いうちから暖かいお茶とチャパティを食べて、気合を入れて出かけられます。
この宿の環境も抜群。
Periyar川のそばにあり、やってくる鳥を見ながらのんびりできます。
広い敷地にあるいくつものしっかりしたテントに泊まります。
日陰のベランダが部屋の前にあり、ここからもゆっくり鳥を見られます。
鳥見から帰ってきた夕方。少しずつ暗くなっている時に、他のお客さんとお茶を飲みながらのんびりしていた時に、川の向こうの高い木に黒い鳥が止まっているのが見えました。
クロカッコウハヤブサ Black Baza (Aviceda leuphotes)です。
暗いのと遠いのでぼんやりした写真で申し訳ありませんが、どんな鳥かはわかっていただけると思います。
頭に立っている長い冠羽がはっきり見えます。
黒いコートに白と茶の縞々のチョッキを着ているようなユニークなデザインです。
この後、飛んでしまいました。飛び方は、ツーパタパタと滑翔と2回の羽ばたきを繰り返しました。
クロカッコウハヤブサは、インド南部では冬季に少数が見られますが、繁殖は確認されていないようです。インド島北部では繁殖も見られるようです。そのほか、スリランカ、東南アジア、中国南部で見られます。
こんなタカが日本でも見られたら面白いでしょうね。