鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Desert Wheatear サバクヒタキ (インドの鳥その43)

前回に続いて、乾いた大地インドの鳥ですが、さらに乾いたところで見られる鳥を紹介します。
名前のとおり、砂漠のヒタキ、サバクヒタキ Desert Wheatear (Oenanthe deserti) です。

サバクヒタキは、旧北区南部に広く分布しており、インドでは、冬鳥として西の方に、また、夏鳥として北のレイ・ラダック地方で見られます。

あまり群で見られる鳥ではありません。
上面は砂のような褐色。尾羽の先には太い黒い帯があり、腰の白と強いコントラストを作ります。


顔の下半分を覆う黒いマスクがくっきりと胸との境をなしています。




お顔のアップも見ごたえがあります。


図鑑の分布説明では、荒廃した平原で繁殖し、荒廃した半砂漠地で冬を越すと説明が書かれています。和名、英名、学名のいずれも「砂漠」と名付けられているとおり、砂漠地の代表的な鳥ということでしょう。