鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Oriental Pied Hornbill キタカササギサイチョウ (北インドの鳥その15)

サイチョウって熱帯のうっそうとした原生林の鳥ってイメージがありますが、インドでは、以前インドの鳥その1で紹介したインドコサイチョウというのが私の住む町で普通に見られます。私の職場の森では、その他にもう1種類サイチョウが見られます。それが今回紹介するキタカササギサイチョウ Oriental Pied Hornbill (Anthracoceros albirostris)です。

図鑑によると、インドではヒマラヤの山麓の標高350m位までの平原にすむとされていますが、私の所は、標高650mなので、もしかしたらこの鳥の分布の最も高いところなのかもしれません。

たまたま近くで見られた時のもので、アップを撮影できました。


実のなっている木の茂みの中で採食しているのでとても見にくいです。


Rajajという国立公園で朝早く見たペアです。
オスとメスの大きさの違いがわかります。
左のオスのカスクは、右のメスのものと比較すると前方に大きくせり出しています。


この種は、インドネシアでは、国立公園へ行かなければ見られなかったのですが、インドでは職場の森のような身近な所でも見られてしまうのがうれしいです。

インドでもキタカササギサイチョウの数は減少傾向と言われています。サイチョウが住めるこうした自然がいつまでも残ってほしいものです。