インドでは、ムクドリの仲間が何種類か見られます。
今回紹介するハマダラムクドリ Spot-winged Starling (Saroglossa spiloptera)は、その中でも、インドでの分布が限られているほうの種です。この写真を撮った時を除くと、他の場所、機会に見た記憶がありません。
職場の建物の近くにある高い木の上、高さは20m位でしょうか。
3月に木の花の蜜に群がる雄と雌に出会いました。
このムクドリの特徴は、翼にある小さな白斑と白っぽい虹彩です。
なかなか写真を撮れる位置に来てくれないのですが、やっとオスの顔が見えました。
翼の白斑がわずかに見えます。
ムクドリにしては細い嘴です。花の蜜が主要な食物だからのようです。
ハマダラムクドリは、インドではヒマラヤ山脈のふもとのそれほど標高の高くないところにいます。図鑑では、「Resident?」と疑問符付になっているところを見ると、生態が十分わかっていないようです。
インドの他ではビルマ、タイにかけて分布しているようです。
ハマダラムクドリの分類上の属であるSaroglossa属は、この種1種のみとなっています。