冬の北インドでの楽しみは、3000m以上の高いところで繁殖していた鳥たちが冬に2000mくらいまで降りてくるのに出会うことです。
そうした思いから、冬になると裏の山に上がるのが楽しみになっていそいそと出かけます。
このバラマユマシコ Pink-browed Rosefinch (Carpodacus rodochroa)は、冬になるとわりと確実に見られるもののひとつです。
谷間を走る送電線にとまっていたオスです。
バラマユマシコは、オオマシコ属ですが、ベニマシコのように、オスの眉や頬が美しいバラ色をしています。
別の機会に出会った、喉のピンク色が美しいオス。
ピリリと可愛い声を出します。
メスは地味な色をしていて、淡色の眉が目立ちます。胸から腹にかけて、細かい縦斑が並んでます。
このように冬枯れの畑に降りて、地上に落ちている種子を食べているメスにも出会いました。
バラマユマシコは、ヒマラヤの高山で繁殖し、冬にはヒマラヤのオークの林があるところまで降りてくる、インド亜大陸のみで見られる鳥です。