鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Orange-bellied Leafbird アカハラコノハドリ (北インドの鳥その11)

一年中緑で覆われる熱帯林。そうした環境に溶け込んでいるのがコノハドリです。
その仲間は11種。すべてアジアにいます。

ほとんどのコノハドリの体の色は緑色。まさに木の葉にまぎれます。

その中で、このアカハラコノハドリ Orange-bellied Leafbird (Chloropsis hardwickii)は、オスの胸から腹がオレンジ色をしています。メスは胸が緑色、下腹の中心が淡いオレンジ色です。

夏の夕方、山の2000mほどのところで目立つところにとまっていたオス。緑とオレンジ色、黒い胸そしてまばゆいブルーのお髭。おしゃれな色使いです。


冬には低いところに降りてくるのでしょうか。12月、標高650mの職場の森で見た雄。
細長く伸びたやや下に曲がる嘴が繊細な感じです。
この嘴で蜜を吸ったり、虫を食べたりするようです。

こんなにきれいなのですが、あまり見る機会の多くない鳥です。木の中でじっとしていると見つけられないのでしょうね。

アカハラコノハドリは、インドでは北部のヒマラヤ山脈沿いで見られます。
さらに分布は東に延び、マレー半島、中国南部に分布します。