鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Great Barbet オオゴシキドリ (北インドの鳥その7)

ゴシキドリの仲間は日本にはいない熱帯の鳥です。
インドでは、スリランカのみに生息する2種類のゴシキドリを含めると全部で11種類のゴシキドリが見られます。

今回のオオゴシキドリ Great Barbet (Megalaima virens)は、その中でも最大のゴシキドリです。

全長33cm 大きな黄色の嘴と青黒い頭は他の鳥と間違うことはありません。わりと可愛い目をしています。


五色鳥の名前のとおり、頭、背、翼、腹、尻とそれぞれの色があって、合わせて五色ですね。


大きな木が密生しているようなところを好みます。木の穴にとまっているのは、巣穴を選んでいるのかも。

実はここで写真を撮っていた時、光が不足してカメラがシャッターを押さないと判断していたのでしょう、そうした状態で無理にレリーズボタンを押したところ、直径0.5㎝くらいのレリーズステーを折ってしまいました。


この大きな嘴で木に穴を掘るのでしょうね。


正面顔もほんわかとしてます。


こんなに口が開くんですね。
ここら辺の山では、一年を通じて、ピホ ピホ ピホ と単調な声を繰り返すこの鳥の鳴き声がとてもよく聞こえます。


木の実を多く食べますが、このようにカマキリの卵も食べてます。


インドでは北部のヒマラヤ山脈に沿って細長く分布しています。
オオゴシキドリよりも低いところには、前に紹介したミドリオオゴシキドリ Brown-headed Barbetが広く分布しています。(2014年4月10日の記事を参照してください。)

オオゴシキドリはカシミール地方を西の端として、インドシナ、中国南部にも分布しています。