日本の東京近辺ですと、カラスの仲間ではオナガが街中でも普通に見られます。今回紹介する鳥 チャイロオナガ Rufous Treepie (Dendrocitta vagabunda)は、そんなオナガのようにインドで普通に見られるカラス科の鳥です。いや、インドのほぼ全域にわたって普通に見られるので、日本でのオナガよりさらにインドでの普通の鳥と言えるでしょう。
チャイロオナガは大きな木がある住宅地や市街地の公園によく見られます。
木の上からゲーゲーとかキャラキャラという大きな声を出したり、クチュクチュとぐぜったり。カラスの仲間らしく鳴き声のレパートリーはかなりあるようです。
頭が黒く、上面は茶色、長い尾が特徴です。
普段は1羽または2羽で見られることが多いのですが、実のなっている木を見つけると群がって食べることもあります。
地上に降りたり倒木の上で餌を探すことも多いです。
目が鋭く嘴はがっちりしています。
チャイロオナガはインドからインドシナ、台湾にかけて広く分布しています。
同じDendorocitta属は全部で6種いて、みなインド、インドシナ近辺に分布しています。