鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Spotted Owlet インドコキンメフクロウ (インドの鳥その16)

フクロウの仲間は代表的な夜の鳥です。
インドでは20種を超すフクロウが見られます。最も代表的で親しまれているのが今回ご紹介する Spotted Owlet (Athene brama) インドコキンメフクロウです。

ギリシャ神話の知の女神の名前を属名とするこのフクロウは、昼間の住宅地付近でのわりと普通に見られます。

職場の森にもいました。
全長20センチの小さな体。まん丸い大きな目


デリーの近くの、いつできるかわからないような道路の橋脚の工事現場にもいました。
英語名のとおり、頭にも上面にも白い斑があり、胸や腹の模様も他の小型のフクロウのような縞模様ではなくまだら模様です。


こちらは北インドの森。
木の洞に幼鳥と一緒です。


デリー近くのスルタンプール保護区ではこんな家族連れで木の枝に並んでいました。右の太って見えるのが幼鳥で、それより小さい左の2羽が親鳥です。


北インドの自宅では夜になるとこのフクロウがギャギャ、とかギギッという声を出すのがよく聞かれます。飛び回る虫が増える季節の夕方はフワッフワッと盛んに飛び回って虫を捕まえていました。

インドコキンメフクロウは、中東からベトナムにかけての南アジアに分布しています。