インドの鳥その126は、日本ではなかなか見られないオウチュウの仲間を引き続き紹介します。 ヒメオウチュウ Bronzed Drongo (Dicururus aenus) です。
インドからインドシナ、ボルネオ、スマトラ、台湾にかけて分布します。
インドでは、ヒマラヤ山麓から北東部、東部と西ガート地方の森林に留鳥として見られます。
写真は11月に北部ウッタラカンド州のヒマラヤ山麓で出会ったものです。こんな写真しかないのですが、特徴がわかるものとして挙げさせていただきます。
ヒメオウチュウは、オウチュウ(全長28㎝)よりも小さい全長24㎝の小型のオウチュウの仲間です。嘴が平たく、尾羽が細く切れ込みが浅いのも特徴です。体の金属光沢は強く、顔の黒色とコントラストが強く見えます。
南部のケララ州や北東部でも見たことがあるのですが、木の陰であまりいいところに出てこない印象です。