カリマンタン、タンジュンプティン国立公園の鳥の最初は、Stork-billed Kingfisher コウハシショウビンです。
クロトックで川を進んでいくとき、一番目につくのはこの鳥です。川べりの木の枝にとまっていたり、川の流れに沿って飛んで行ったり。とても大きなカワセミで、大きく赤い嘴と上面のキラキラと光る青い羽根がとても目立ちます。
なかなか写真を撮れずにいたのですが、ある日の朝、夜明けとともに、舟の上から見えた枯れた大木の上にじっととまっていました。船も停泊していた時なので、写真を撮るチャンスでした。
まだ日が弱いのですが、朝日を浴びて体の色がはっきりと見えます。
あくび?本当に大きな嘴です。コバルト色に光る背中も見えています。ちょっと陰になっているので光ってはいませんが、水面低く飛んでいるときはここがきらきら光って目立ちます。
コウハシショウビンは、和名も英語名と同じくコウノトリ(鸛)の嘴のカワセミで、大きく赤い嘴に着目した命名です。
インドからインドネシアまでの南アジアに広く分布しています。インドネシアでは、カリマンタンのほか、スマトラ島とジャワ島でも見られました。
いかにも南の島のど派手なカワセミという感じですね。