前々回のコシアカキヌバネドリ Scarlet-rumped Trogonに続いてキヌバネドリのご紹介です。
カリマンタンに6種類いるキヌバネドリのうちの1種、Diard's Trogon バラエリキヌバネドリがジャングルの比較的低い枝にとまっていました。
暗いジャングルの中であまりよく撮れていませんが、頭が青黒くおなかが赤いオスです。確かに襟がバラ色です。と思ったら見えなくなってしまいました。
少し歩いていった先で再びキヌバネドリが。前と同じくらいの高さの枝にとまっていました。
今度は頭が茶色っぽい Diard's Trogon バラエリキヌバネドリのメスです。オスは青黒い翼が上面の色とコントラストを作っていましたが、メスは翼と背中が似たような色をしています。お腹のピンク色がわずかに見えます。
くりっとした目がかわいい鳥です。
背中から尾にかけて同じ茶色をしています。
こんな色合いなのでじっと枝にとまられていると見過ごしてしまいます。
おおっ!いきなり羽を震わせると脇のピンク色がとても引き立ちます。一つ前の写真と連続させると丸く短い翼が鋭く回転してアニメのようにキヌバネドリの脇のピンク色がぱっと現れます。
コシアカキヌバネドリと同じく、マレー半島とスマトラ、ボルネオ島の低地熱帯雨林に生息しています。このキャンプリーキーの森で、2種類のキヌバネドリが観察できてとても満足しました。