タンジュンプティンではインコも見られますが、ここで見られるインコは、Long-tailed Parakeet オナガダルマインコです。
その名のとおり、ジャワでよく見かけるダルマインコの尾を長くしたようなインコです。
近くで見られたことが少なかったのですが、姿は見られなくても、たいてい群れでぎゃあぎゃあと騒いでいるので、その存在はすぐわかります。特に朝はにぎやかです。
かなり離れていたのですが、朝日が当たる遠くの枯れた大木にいました。
インコの仲間はだいたい尾羽が長いですが、この種の尾羽は相当長いです。
顔がピンク色をしていますが、のっぺりとして、まるで仮面をかぶったような感じです。真っ黒な喉との対比がくっきり。嘴の色もとっても鮮やかです。メスの上嘴は黒いので、この2羽はどちらも雄のようです。
わりと近いところの木に若いのが止まっていました。頬のピンク色が鮮やかさに欠けます。喉も黒くなく緑色です。
オナガダルマインコは、インドネシアでは、スマトラとボルネオの2つの島のみに生息しています。その他では、インドのアンダマン・ニコバル諸島とマレー半島分布しています。インド東部から東南アジアにかけて広く分布しているダルマインコと比べるとずいぶん分布が限られています。