今回ご紹介する Tawny-breasted Parrotfinch チャバラセイコウチョウでジャワの鳥を締めくくりたく思います。43種も載せることができたのは自分でも驚きです。
写真は、前回のスンダルリチョウと同じく、グデ山登山道の温泉滝の休憩小屋付近でのものです。
チリ、チリ、というようなか細い声とともに付近の低い藪の中にいたのが、写真の Tawny-breasted Parrotfinch チャバラセイコウチョウです。
名前のとおり黄色っぽい茶色のお腹とグリーンの上面の色合いが上品です。青い小さな帽子をちょこっとかぶってます。真っ黒な、まるでぬいぐるみに黒い小さなボタンで目をつけたような、つぶらな丸い目がかわいいです。この時が初めて見たのですが、すっかり気に入ってしまいました。
嘴は小さいながらも鈍色に光ったがっしりしたもので、固い実でも割ってしまえる道具という感じです。
Parrotfinchという名前は、こんなオウムのようながっしりした嘴を持つヒワの仲間という意味なのでしょうか。
この種は、インドネシアやフィリピン、マレー半島の山地の森林に生息します。このグデ山の登り口にあるチボダス植物園(標高1400mほど)でも見ることができました。
こんなかわいらしい小鳥を見られると、急な山道を登ってきた疲れが吹っ飛びます。
次回からスマトラの鳥に移ります。