グデ山の登山道を登っていくと、いろいろな鳥が鳴いています。中でもよく聞こえるのはこのFlame-fronted Barbet ズアオゴシキドリの声です。クルルルー、クルルルーとカエルの声を高くしたような声が登山道脇の谷の林からよく聞こえていました。でも姿を見ることはほとんどできません。
ようやく撮れた写真がこれです。逆光で、目の前の木の頂の葉の中で木の実を食べていました。
ジャワのゴシキドリとしては、前にムネアカゴシキドリ Coppersmith Barbet(ジャワの鳥その8)を紹介しました。ムネアカゴシキドリは街中の公園にもいて姿もよく見られ、東南アジアに広く分布していますが、このズアオゴシキドリは、ジャワとバリのみにいるインドネシア固有種で、山地の森林だけに生息しています。
額の黄金色がきれいです。体はムネアカゴシキドリより一回り以上大きく、嘴もより広くがっしりしています。和名のズアオゴシキドリよりも、英名のように、額の黄金色に着目した名前がつけられなかったのはちょっと残念です。