鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

ブログ再開 ハルマヘラの鳥つづきStandard wing Bird of Paradise

ものすごく久しぶりに書きます。

実は、このブログを書くきっかけは、ジャカルタの歩く会のブログを作ることになったので、試しに自分のブログを作ってみようとしたトライアルでした。歩く会のブログづくりの間は、j分のブログに手が回らなくなっていました。

そして、今、日本に帰ってきました。三連休でやっとブログの続きを書こうという気分になってきました。

さて、ハルマヘラの続きを書きたいと思います。

ハルマヘラへ行った目的は、シロハタフウチョウと呼ばれる、世界でここにしかいないStandard wing Bird of Paradiseを見るためでした。

ハルマヘラ島の民宿からバイクで20分、徒歩15分ほどのところの森にレック(極楽鳥の踊り場)がありました。日の出の前後30分ほどの間しかチャンスはありませんが、3日間、毎朝見られました。

クォークォーという声を出して体を震わせるオスがいます。でも森の樹冠、つまり木の上の葉が茂った暗い所にいます。

ちょっとした窓(葉や枝が重なっておらず小さな空間があるところ)に姿が見られました。緑に光る胸の羽を膨らませています。オレンジ色のくちばしと脚が鮮やかです。

その名前がついた、翼にくっついている1対の白い羽をピコピコと動かしています。いったいどうやって動くのか不思議です。

ほとんどじっとしていないので、はっきりと姿を見るのはとても難しいです。メスが来て、そのオスと交尾したようでした。

憧れのシロハタフウチョウのディスプレーが見られて感激でした。何とか写真を撮ろうとしたのですが、私の撮影機材は、コーワのプロミナにコーワのユニバーサルアダプタ(いろいろなデジカメに適合するアダプタ)を取り付けたデジスコです。

観察と撮影のモードが手軽に切り替えられるのはよいのですが、撮影専用機材に比べて機動性が悪いので、ちょこまかと動く鳥の撮影はとても難しいのです。結局、デジスコでの写真はなりませんでした。

最後の日の朝、森の中でディスプレーを見ていると、そのオスが大きく移動し、林内にぽっかり空いた空間の小さな空き地に立っている枯れ木の上でディスプレーを続けました。でもデジスコを合わせている暇がなさそうなので、手持ちの300ミリ望遠つきのキャノンEOSでシャッターをとにかく切りました。

このカメラは20年以上前のフィルムカメラでスライドフィルムを入れて使っています。証拠写真程度でいいから撮れたら、といったつもりです。ジャカルタではスライドフィルムを現像できないので、帰国して現像しました。

撮った写真はこんな程度です。いわれてみればStandardwingBOP、かな?、といった程度でした。暗い林ではやっぱりきついです。

こちらを向いて、頭を上げています。両翼の白旗が下がっているのがお分かりでしょうか。



両翼の白旗が横に突き出されています。


この鳥の写真は、feathercollectorさんのブログにとてもきれいなのがのっています。あんな写真が撮れるなんて、すごい!