一般にカッコウの仲間というと、声は聞くけどなかなか姿を見られないことが多いです。ところが今回紹介するこのカッコウは、姿を見やすいし、似たような鳥は他にいないので識別もしやすいです。
クロシロカンムリカッコウ Pied Cuckoo (Clamator jacobinus)は、インドに広く分布します。灌木や葦原のような環境を好むようです。
このように、白と黒のはっきりした色合いがすっきり。
とさかも目立ちます。
尾は長く翼に明瞭な白斑があります。
これは幼鳥
カッコウの仲間だけあって他の種類の鳥の巣に卵を産み付けて育てさせる托卵鳥です。托卵の相手はチメドリ類で、Jungle Bubbler がこの鳥の幼鳥に餌を運んでいるのを見たことがあります。
クロシロカンムリカッコウは、アフリカから東南アジアに生息、インドでは南部の一部で留鳥ですが、大部分は夏鳥です。冬はアフリカに渡るようです。
(初めシロクロカンムリカッコウとしていましたが、どうやらクロシロカンムリカッコウが和名らしいので編集で修正しました。白が先のほうが言いやすいのになぁ)