ヒヨドリの仲間は世界でアジアやアフリカに100種類以上おり、なかでもPycnonotus属は、50種類以上を数えます。
今回ご紹介するのは、アジアで広く見られ、そのかわいらし姿から人気の高いコウラウン Red-whiskered Bulbul (Pycnonotus jocosus)です。
私が最初にこの種に会ったのは、台湾でして、黒い冠と白い頬、目の後ろの真っ赤な羽がとても印象的でした。
インドでは、西部と中央部を除き広く分布しており、公園や畑でもよく見られます。
ピロロとヒヨドリらしい声を出すのですぐにその存在がわかります。
2羽でいる時にこのように目の後ろの赤い羽を広げるのは、つがいの間の求愛の儀式なのでしょうか。オスとメスの区別がつかないので、その意味合いがよくわかりません。