鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Alexandrine Parakeet オオホンセイインコ(インドの鳥その33)

インドでは、インコの仲間が市街地にも普通に見られます。日本でもペットが野生化したインコが見られますが、インドには、野生でもともと生息しています。

オオホンセイインコ Alexandrine Parakeet (Psittacula eupatria)は、スリランカを含むインド亜大陸の主に落葉樹林に見られます。ベトナムなどインドシナにも分布しています。

ワカケホンセイインコを大きくがっちりさせたような感じです。
全長は53㎝で、ホンセイインコの42㎝よりかなり大きく見えます。
大きく赤いがっちりした嘴と肩の赤いパッチが特徴です。
オスにはこのように喉に黒い輪があり、首の後ろにピンク色の帯があります。


ギャアギャアと大声をあげながら器用に木の実を食べます。


職場の森の大木の穴に巣があるようです。
この木は、講堂のすぐ近くにあり、人が良く通るところです。インドの人は、動物に優しいので危害を加えないようです。この個体はオスです。
オスもメスも雛に餌を与えに通うようです。


こちらはメスです。メスには、オスにある首の後ろのピンクや黒い首輪がありません。


スリランカでは、人により捕獲されることが多いため、数を相当減らしているようです。日本では、東京に野生化していることが日本鳥類目録に記載されていますが、もしかしたら、このように原産地で捕獲されたものが逃げ出したり放されたりしたのかもしれません。