鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Sarus Crane インドオオヅル(インドの鳥その147)

インドの人たちのシンボル的な鳥といえばこの鳥でしょう。

インドオオヅル Sarus Crane (Grus antigone)

全長156㎝、翼長240㎝、インドで見られる5種類のツルの中で最大です。顔と首の上部は赤く、頭頂の裸出部は灰緑色の皮膚が裸出し、体全体は灰色がかっています。脚は薄い赤色です。

写真は10月に首都デリーの近郊で見た成鳥です。

 

こちらは2月にやはりデリー近郊で見た親子です。地面で餌を探しています。

インドオオヅルのペアは一生添い続けるといわれています。

デリーに行くときは大気汚染のせいか空気が曇っていることが多く、色があまりきれいに出ないのが残念です。

インドオオヅルは、主にインド北西部とネパール西部に留鳥として生息しています。その数は15,000~20,000羽といわれ、IUCNレッドリストではVU(危急種)、野生で高い絶滅のリスクに直面しているといわれます。湿地が灌漑などにより農地に転換され、適した生息地が少なくなっていることが問題とされています。