鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

White-rumped Munia コシジロキンパラ (インドの鳥その140)

インド北部ウッタラカンド州の11月

水辺にこんな小鳥がいました。

コシジロキンパラ White-rumped Munia (Lonchura striata)

全長10~11㎝の小鳥です。水草が嘴にへばりついたようです。

暗茶褐色の上面と胸、下面の白とのコントラストが目立ちます。上嘴は黒色、下嘴は青灰色、上面には白い筋が入ります。尾羽は真っ黒です。

その名のとおり白い腰が見えました。

 

こちらはウッタラカンド州の別の場所で11月に会った個体です。やはり水辺でした。

コシジロキンパラは、インドからインドシナ、中国東部に留鳥として分布しています。

インドでは、北西部を除くインド亜大陸に留鳥として広く分布、スリランカ、アンダマン諸島にも見られます。いくつか亜種がありますが、今回の写真はヒマラヤ山麓と北東部の亜種L. S. acuticaudaと思われます。

コシジロキンパラはジュウシマツの原種です。ジュウシマツといえば、子供の頃友人から分けてもらった時に、私にもらわれるジュウシマツとの別れが悲しいのか、友人のところに残ったジュウシマツ達がチーチーと悲しそうに鳴いたのを覚えてます。家の庭のハコベを摘んで食べさせたりして育てたのですが、2階の窓に籠をつるしておいたら、学校から帰宅した時に、猫に殺されたことがわかり愕然としました。それ以来動物を飼ったことがありません。