インド北部ウッタラカンド州の11月
水辺にこんな小鳥がいました。
コシジロキンパラ White-rumped Munia (Lonchura striata)
全長10~11㎝の小鳥です。水草が嘴にへばりついたようです。
暗茶褐色の上面と胸、下面の白とのコントラストが目立ちます。上嘴は黒色、下嘴は青灰色、上面には白い筋が入ります。尾羽は真っ黒です。
その名のとおり白い腰が見えました。
こちらはウッタラカンド州の別の場所で11月に会った個体です。やはり水辺でした。
コシジロキンパラは、インドからインドシナ、中国東部に留鳥として分布しています。
インドでは、北西部を除くインド亜大陸に留鳥として広く分布、スリランカ、アンダマン諸島にも見られます。いくつか亜種がありますが、今回の写真はヒマラヤ山麓と北東部の亜種L. S. acuticaudaと思われます。
コシジロキンパラはジュウシマツの原種です。ジュウシマツといえば、子供の頃友人から分けてもらった時に、私にもらわれるジュウシマツとの別れが悲しいのか、友人のところに残ったジュウシマツ達がチーチーと悲しそうに鳴いたのを覚えてます。家の庭のハコベを摘んで食べさせたりして育てたのですが、2階の窓に籠をつるしておいたら、学校から帰宅した時に、猫に殺されたことがわかり愕然としました。それ以来動物を飼ったことがありません。