ヒメヤマセミ Pied Kingfisher Ceryle rodis は、白と黒の鹿の子まだらがはっきりしていて、すっきりと見えるカワセミです。大きさは25㎝で、カワセミ(16㎝)とヤマセミ(41㎝)のちょうど中間くらいです。
雄は胸に日本の帯があります。
この個体は雄で10月に首都デリー近郊で見たものです。川沿いの木の枝にとまっていました。
こちらは10月に北部ウッタラカンド州で見たヒメヤマセミの雌です。雌は胸の帯が1本で、普通はとぎれています。
こちらは2月に北部ウッタラカンド州の川で見た雄です。じっと川の中の獲物を探しています。ヒメヤマセミは、水の上の空中でホバリングしながら水中の魚を探しているのがよく見られます。
上と同じところ、同じ時期の写真です。2月にこうして交尾をするのが見られました。
ヒメヤマセミは、アフリカから中東、インド、インドシナ、中国にかけて広く分布しています。
インド亜大陸では、スリランカを含めて全域に留鳥として見られます。川や池、汽水域などの水辺で普通に見られます。