コウライウグイスは、目にも鮮やかな黄色の体が美しい鳥です。
インドコウライウグイス Indian Golden Oriole (Oriolus kundoo) は、以前はヨーロッパのコウライウグイス Eurasian Golden Oriole (Oriolus oriolus)の亜種とされていましたが、最近は独立した種として扱われることが多いようです。
インドコウライウグイスは、中央アジアとインド亜大陸に見られます。インドでは、ヒマラヤと北部平野部に夏鳥、インド北中部に留鳥、インド南部には冬鳥として見られます。ここにのせた写真は、いずれも冬の1月に南部ケララ州で見たインドコウライウグイスです。
雄はこのように頭と体が鮮やかな黄金色、翼は黒く三列風切に黄色い斑があり、黒のアイマスクが精悍です。目は赤く、嘴はピンク色、尾羽は黒く尾羽の外側は黄色です。
これは体の色が緑色がかっており、アイマスクがはっきりしないので雌と思われます。
幼鳥は嘴が黒く、メモ黒色で、体の下面は灰白色で細い縦斑があります。
インドコウライウグイスはインドのほぼ全土で見られるようですが、それほど良く見られた記憶はありません。そんなに多くはないのかもしれません。