インド北部ウッタラカンド州の貯水池では、冬になるといろいろなカモたちがやってきます。ここで初めて見てうれしかったのが今回の鳥です。
アカハシハジロ Red-crested Pochard (Netta rufina)
50年ほど前の高校生の頃、福井県の三方五湖にアカハシハジロが渡来したニュースを聞いて以来とても会いたいカモでした。
他のカモに混じって真っ赤な嘴が鮮やかな雄が見えました。
大きく丸いオレンジ色の頭、赤い嘴、黒い胸と尻が脇の白色と強いコントラストを示します。目は赤色です。
オカヨシガモ Gadwall の雄とすれ違いました。アカハシハジロは全長53~57㎝で大型です。オカヨシガモよりも大きいです。
こちらは雌です。茶色の頭と灰白色の頬、黒茶色の嘴の先はピンク色をしています。アカハシハジロはもっぱら潜水して餌を探します。
アカハシハジロは、インドに広く分布します。ヨーロッパ南部で繁殖し、インドやモンゴル、中国で越冬します。