インド西部ラジャスタン州タールチャパールの保護区で会った鷲の群れです。
カラフトワシ Greater Spotted Eagle (Clanga clanga)
あまり高くない木の上で休んでいる6羽の鷲が見えます。
暗色の虹彩、黄色い蝋膜と口角、口角は目の中心部あたりまでです。鼻孔(nostril)は丸く短めです。奥のはかわいい顔をしているので若い個体でしょうか。
ここらは乾燥した土地ですが、付近には小さな池がいくつかあります。カラフトワシは水のそばを好むそうです。
やはりこうした鷲は貫禄があります。
カラフトワシはヨーロッパ東部からシベリア、中国東北部で繁殖し、インドには冬に越冬のため渡ってきます。日本では迷鳥として記録があります。
以前はAquila(イヌワシ属)に分類されていましたが、最近の分類ではClanga属にされているようです。カラフトワシ属とでもいうのでしょうか。こうした魅力的なワシにそれほどの困難を要せず出会えるのがインドの魅力です。