インドには、乾燥したところで見られる全体が灰色のチメドリが5種類います。このうち、今回紹介するオジロヤブチメドリ Large Grey Babbler (Turdoides malcomi) だけが国境を越えず、インドの国内のみに生息するという、純粋にインドの固有種といえます。
オジロヤブチメドリは、インドの鳥その9で紹介したツチイロヤブチメドリ Jungle Babblerと似ていますが、それよりも大きいです。名前のとおり大きくて灰色のチメドリです。また、目先にわりとはっきりした黒斑があります。
こちらも生息地では集団でガアガアと声を出して移動していきます。
和名のとおり尾羽外側に白い羽があります。
2018年9月28日、インドネシアのスラウェシ島でマグニチュード7.5の大きな地震があり、津波も発生しました。家屋はもちろんのこと、人的被害も相当あったようです。このブログの「スラウェシの鳥」では、地震で被害が大きかったスラウェシ島中部のパルという街を足掛かりにして訪問したLore Lindu という国立公園で見た鳥も紹介しました。この時お世話になった現地の方々の無事を祈るのみです。被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。