ウミワシというと、日本ではオオワシとオジロワシが代表でしょう。
インドでは、このキガシラウミワシ Pallas's Fish Eagle (Haliaeetus leucoryphus)がそれに当たると言えるでしょう。オオワシやアメリカ合衆国の国鳥ハクトウワシに近縁のワシです。これらは皆とても威厳ある姿をしています。
住まいから車で1時間ほどのところに貯水池があり、ここに1羽のキガシラウミワシがいます。数年前までは繁殖していたとのことですが、この頃はいつも1羽しか見られません。
堂々としています。
黄頭というよりは、クリーム色の上品な色の頭です。
イエガラスHouse Crowがそばにいますが、あまり気にしている様子を見せません。
尾羽は白く、先端に黒い帯があります。
あまりいい写真はないのですが、飛ぶ姿はこんな感じ。これは別のところで見た個体です。
大きな翼をまっすぐにのばして悠々と飛行します。尾羽のパターンがわかります。
風切り羽の一部が抜けてますね。
キガシラウミワシは、インドの北半分で見られます。
中央アジア、インド、インドシナに分布する世界的希少種です。こういう魚食の猛禽は水質汚染の影響を最も受けやすいです。営巣木のある森の状況も重要です。