インドヒマラヤの山道への登り口へ向けて車を走らせていた時、まだ集落や畑が点在する道路沿いの電線に縦にとまっている鳥を見つけました。
見たかった鳥の一つ、レンジャクノジコ Crested Bunting (Melophus lathami)のオスです。
全長17cm。頭の冠をきりっと立てた青光りする黒い体はとても品のある印象です。
翼と尾羽は茶褐色です。
枯れ木のてっぺんに移動しました、
どうやら一羽だけのようです。
レンジャクノジコは、パキスタンから、インド、中国南部、インドシナ半島と台湾に分布しています。
インドでは、中央部に留鳥として見られるほか、ヒマラヤでは、高いところで繁殖期を過ごし、私のいるような低いところに冬移動する個体群が見られるようです。
この時は曇り空の逆光でしたが、そのうちもっと光の条件の良い時に出会いたい鳥です。