鳥さん天国 -Chronicles of bird paradise-

野鳥大好き人間が暮らしたインドとインドネシアで出会った鳥たちを紹介しています。

Grey Bushchat ヤマザキヒタキ (北インドの鳥その4)

インド北部の道を行くと、ちょっと郊外で必ずと言っていいほど会うのがこの鳥です。
日本ではかなりの迷鳥のようですが。

このヤマザキヒタキ Grey Bushchat (Saxicola ferreus)は、道端の藪や林縁でよく見られます。チリリと鈴を鳴らすような細い声が聞こえます。

オスはシルバーグレイの上面に黒い顔、はっきりした白い眉斑が特徴です。
12月、標高700mほどの川原の藪で。


5月の標高2100mほどの山道脇の電線で、懸命にさえずっていました。ヒーチリーリーリーといったような澄んだきれいな声で長いことさえずっていました。


9月のオスです。
凛々しい顔です。


雌は褐色です。喉の白が目立ちます。眉斑はオスに比べやや不明瞭になります。


後姿では腰と上尾筒の赤褐色がよくわかります。


繁殖は比較的高いところで行い、冬は低いところに下がっていきます。

アフガニスタンから中国南部、インドシナ、台湾まで分布しています。